働くヒキガエルさん

仕事を再開して約ひと月が経ちました。とりあえず、まずまずの滑り出しです。

 

仕事を始めて良かったのは、英語を通じて私もひとの役に立ててるーと思えることです。私の知識を活用することで、誰かが喜んでくれたり「助かったなぁ」と思ってくれたりするのが嬉しいです。心が温かくなります。

 

大学生の頃、初めて体験したアルバイトは英語の家庭教師でした。受験生だったころは他人より高い点数を取るためにと殺伐とした気持ちで英語を勉強していましたが、これからはその知識を使ってひとの役に立てるんだと、素朴に嬉しく思ったのを覚えています。

 

もっと本格的に働き始めたら、楽しい嬉しいばかりでは済まなくなりますが、それでもこういう温かな気持ちを忘れないようにしたいです。そう思ってブログに書きにきました。これから先落ち込むことがあったら、この記事を読み返そうっと。

 

彼女の愛情の対象

娘は来月に誕生日を控え、すくすくと大きくなっています。

 

お風呂上がりは娘を白いバスタオルにくるんで水気を拭くのが常なのですが、以前はすっぽりタオルに包まれて、旧約聖書の図版で見た葦舟の中の幼子モーセを思い起こさせました。それが今では手足がにょにょっと突き出て、白いトーガを身にまとう元老院メンバーの風情。貫禄たっぷりなのです。

 

情緒面でもかなり発達してきて、しばらく前に後追いという現象が始まりました。親が姿を消すと号泣するアレです。主たる養育者との間に愛着が形成されたことの証と聞きました。大好きな人間を判別できるくらいに成長したものの、しかしまだ「その人の姿が見えなくなっても、いずれまた戻ってくる」ということを理解する段階には達していないので、「あの大事な人にもう二度と会えないのではないか」と怖くなって泣くのだそうです。赤ちゃんの世界はなんともドラマチックです。

 

愛着の対象は当然我々両親ですが、実は彼女が愛してやまない対象がもうひとりいます。我が家の白文鳥です。名をマメというのですが、この小鳥が彼女の心を捉えて離さないのです。

 

新生児の頃こそ別室で過ごしましたが、かなり早い段階から娘と小鳥はリビングで共同生活を送ってきました。マメのさえずりを子守唄として始終耳にしていたせいか、娘はこの小鳥に大変な興味を抱いたようです。自分の名前の次に小鳥の名前を覚えました。生後半年過ぎには「マメは?」と問いかけると、小鳥のケージをじっと見つめていました(父、母という言葉にはいまだにほとんど反応しないのですが)。ちょっと前にはケージに近づきたい一心で必死に伝い歩きの練習をしていました。小鳥のパワー恐るべし、です。

 

 

 

小鳥の方も、突然一緒に暮らし始めたこの人間の子どもが気になるようです。最初は恐る恐る遠くから眺めるだけでしたが、徐々に距離を縮め、近頃は娘の頭にぴゅーんと飛び乗るようになりました。娘はいつも小鳥がどこに行ったのか目で追いきれずキョトンとしています。小鳥の方は、人間の子の髪があまりに細く柔らかいので、足がスルスルと滑って慌てふためいています。その光景を見るといつも手を叩いて笑ってしまいます。

 

先日、娘にバイバイと手を振るジェスチャーを教えたら、得意げに私たち親に手を振った後、小鳥のケージの前に行って、中の住人にニコニコ手を振っていました。今の彼女にとって、人間と小鳥の区別は、さほど大きなものではないようです。ヒトとトリの狭間で生きる彼女、どうかこのまま生命の多様性に触れつつ成長して欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

I'm back!

近々、ささやかながら仕事を再開することになりました。あいかわらず語学の仕事です。

 

準備のために電子辞書をポチポチ叩いたり、文法書を確認したりしていると、お!本来の私に帰ってきた!とワクワクします。そうだそうだ、私はずっとこうして生活してきたんだった。英語は自分が胸を(少しだけ)張れる唯一のものなので取り戻せてとても嬉しいです。なんというか、本拠地に帰ったーという気がします。

 

仕事の計画を練っていたら、ひとに「顔つきが変わった」と言われました。心のハリが表情筋に伝わるのでしょうか。仕事を始めたら良いことも悪いことも様々に体験するでしょうが、とにかくめげない!を目標にトライしようと思います。あの激動の新生児期を乗り切った今なら頑張れる気がするわー。あれはまじでキツかった!

 

 

 

新刊ニュース

 Little Bigfoot, Big City (The Littlest Bigfoot)

 

Jennifer Weinerの新刊情報がきたー!

昨年発刊された児童書の続編らしいです。楽しみだなぁ。

 

ところで前作は翻訳されないのでしょうか。面白かったので将来娘に紹介したいのですが…。趣味で自分で訳して読ませるかな。MoranのHow To Be A Womanは絶対に気合の全訳で読ませる気でいます。

遠方より友来る

英語といえば、昨秋にくだんの在英台湾人の友達が遊びに来てくれました。

 

名古屋駅に迎えに行ったとき、そういや10年ぶりの再会か…なんか緊張するな…と身構えたのも束の間。人混みの中で友人を見つけたときには、彼女が10年前と全く変わってなくて爆笑しました。いやータイムスリップしたかと思った。向こうも「あんた変わってなさすぎー!」と私の顔を見てゲラゲラ笑っていたので、おあいこです。

 

見た目も、気さくな人柄も全く変わらない友人ですが、変わったこともあります。10年のイギリス滞在を経て、彼女は英国市民権を獲得していました。見せてもらったパスポートには、あの獅子と一角獣の紋章が。今まで持っていた台湾のパスポートだと、中国との兼ね合いで税関を通るのが大変だったらしく、「これをゲットして楽になったわー!」と喜んでいました。

 

彼女はイギリス生活が性に合っているらしく、あちらに永住するつもりだそうです。 仕事を頑張って、そのうちロンドンに家を買おうと思うわ、と話していました。近頃アウトドアに目覚め、休暇の度に北欧に出かけてはトレッキングを楽しんでいるそう。なんだその楽しそうな人生。

 

「外国で10年surviveするなんてすごいよなぁ。尊敬するわ」と私が言うと、友人は「いやいや、どっちかというとthrive(繁栄する、楽しく生きる)してたよ」と笑っていました。そう言えるのも、「いいことも悪いことも、全て理由があって起こると思うんだー」と考えられる心の強さが彼女にあるからでしょう。友人の発散するエネルギーのおかげで、私までとても楽しい気持ちになりました。

 

別れ際、次は10年あけずに会おうねという話に。二人でたてた目標は、2020年のオリンピックイヤーに日本で温泉旅行をする、です。その頃お互いどんな生活をしてるんだろうね。

何をする・何をしない

なんか、すごい時代に育児始めちまったな…。

 

テレビやネットを見ていると、乳幼児期からの習い事や通信教育の話に行き当たります。早期英語教育への関心が高いという話は以前から聞いていたのですが、最近ではベビースイミングやベビーリトミックといった(私にとっては初耳の)習い事も人気だそう。「0歳からの知育教室」の広告を見た日には、こりゃ新手の冗談かと思いました。大真面目な内容だと知って真顔になりました。

 

80年代に公開されたこの映画を思い出します。

赤ちゃんはトップレディがお好き [DVD]

キャリアウーマンが突然赤ちゃんを引き取ることになり、順調満帆だった生活がかき乱されていく様を描いたコメディ。作中で主人公が赤ちゃんを連れて幼児教室に通うシーンがあって笑いを誘っているのですが、これが笑い事でない時代になったのですね。

 

少子化で一人当たりの子どもにかけるお金(と期待)が増えた、という親側の事情に、幼児教育の需要を掘り起こすことで子供の人口減に対応したい教育産業の事情がマッチした、というのが、この傾向の要因ではないかと思います。昔の習い事はせいぜい小学校に入ってからだったもんなぁ。

 

早期教育の是非については色々な意見があると思います。我が家は夫婦ともに英語関係の仕事をしているので、「お嬢さんにも早くから英語を習わせるの?」と訊かれることがあります。どうだろうね。私は、「やってみたい!」と本人が思ってこそキラキラした楽しい語学学習になると考えているので、放任派です。でも結局、自分が英語を好きなので、娘に付き合ってもらって英語の絵本を読んだりセサミストリートを観たりしたいなーとは思っています。それで子供も興味を持てば共通の関心事で盛り上がればいいし、もし別のこと(電車とか?)に興味を示しても、それはそれで、私の世界も広がって面白いのではないかと楽しみにしています。

 

先のことを夢想してしまいましたが、子供はやっと生後半年になったところ。最近寝返りを覚えて、寝てるだけの一次元の生活から、床を転がる二次元の生活に移行したばかりです。余計なことを考えるより、私も娘と一緒に遊びましょう。床をコロコロ転がって。

Lone Wolf and Cub

とうとうベビーカーをゲットしました。

 

色々悩んだ末に、国産メーカーの軽量に特化した機種を購入。バスや地下鉄で移動する私には軽いのが一番です。

 

使ってみて、ベビーカーの素晴らしさに目からウロコが落ちました。抱っこと違って身体がとてもとても楽です。軽々と散歩に出かけられるようになりました。エルゴ嫌いの娘もベビーカーなら終始ご機嫌。文明の利器に感謝の一念です。

 

ところで、ベビーカーには社会的な問題がつきまとうようですね。公共交通機関でベビーカーを畳むべきかどうかという、いわゆるベビーカー論争です。「混み合う車内では少しでもスペースを空けられるよう畳むべき」という正論と、「そうしたいのはやまやまだが、子供も荷物も重いから、とてもじゃないけど畳めない」という現実がぶつかり合っています。

 

なるほどなるほど、と双方の主張をネットで調べていると、マナー以前のベビーカー批判に行き当たりました。「そもそもベビーカーを使って楽をしようという若い母親が許せない。私たちの頃にはあんなものなかった」。一部の年配の女性たちの言です。

 

ちょっと待った。そんなこと言ったらこの人はどうなるの。

 

子連れ狼 第三部 4 ( DVD4枚組 ) 4KO-3004

 

乗っとるで!!

 

「侍のくせに楽してけしからん、私たちはあんなもの使わなかったのに」なんて批判は聞いたことがないんですが…。

 

 

ベビーカーを押しながら夕暮れ時なんかに歩いていると、私もいっぱしの子連れ狼という気分でワクワクします。ね?どう思う?と娘に話しかけてみると「あっぷーあ!」という返事が返ってきました。惜しいなぁ、そこは「ちゃん!」って言うとこだよ。大きくなったら一緒に映画版を観よう。近々ハリウッドでリメイクされるらしいし。