ヒキガエルさんとどこ吹く風

悩み多きはアラサーの女性なり、と最近のわたしはため息をつきまくりです。

 

雑誌やネット記事、それから年配のおじさんおばさんの言うことを聞いていると、わたしたちに降りかかる重圧に身震いします。子どもを産んでないと半人前、独身だと半人前、専業主婦だと半人前……。わたし、子どももいなけりゃキャリアもないんですが、その言い方だと0人前です。消滅の危機です。

 

さらに世の中には「いい母」プレッシャーなるものが存在していて、お子さんが生まれた後、家事も育児も完璧にしなきゃ!という強迫観念にかられる女性も多いそうな。そうかと思えば、いくら完璧とはいえ家事と育児だけしててもだめ、社会で働かないと世間のいう「輝く女性」にはなれない…わたしははくすんだ存在なんだ…と悩む女性もいるらしい(NHKで見た)。

 

なんか悲しい。なんか切ない。そして何かがおかしい。

 

0人前のわたしが分析するに、世間はわたしたち世代に好きなこと言いたい放題です。「少子化が怖いから結婚して子どもは産んで欲しい。でも労働力も足りないから働いてね。ただし、夫が疲れて帰って来たとき手伝わされるのは勘弁してほしいから、家事・育児は頼んだよ」。いやーちょっと待って。言い過ぎ言い過ぎ。冷静に考えて言い過ぎ。

 

そんな社会の中で、誰にも責められず、みんなから褒められる人生を送れるとは思えません。結婚しても、子どもを産んでも、働いても、働かなくても。他人の目を気にしていつもどこかしら不安な気持ちを抱えて生きるはめになってしまいます。

 

異議あり!と、わたしはバンバン机を叩いて立ち上がりたいと思います。もうひとに褒められたり叱られたりを基準に考えるのはいやなんです。そういうのは中高生のときにたっぷり経験しました。これからは、自分の人生くらい自分の好きに評価したいと思うのです。社会の価値観を内在化せず、他人に評価権を委ねず、ひとの言う事などどこ吹くそよ風、で。

 

そういうわたしも内心動揺しやすく、ひとに何か言われるたび、こんな人生でいいのかと検証委員会を一人で開いてしまうのですが……。でももういいや。委員会も解散します。わたしは好きなことに一生懸命取り組んで力強く生きていたいのです。世間の考える0人前の人間としてではなく、一匹の楽しいヒキガエルとして。


そう決意をしたヒキガエルさんでした。つい先日31歳になりました。めでたい。