数値は語る

ここ数年、個人的に静かなブームが到来しています。その名も計測ブームが。

 

日々、文字通りいろんなものを計って測って楽しんでいます。重量、時間、歩数、温度…。もとはといえば、一緒に暮らしていたネズミの体調管理をしようと毎日体重を測ったのが始まりでした。いつも夜になると秤にネズミを乗っけて重さをはかり、アプリに記録をつけてグラフを作っていました。小さな温湿度計も買って空調管理もして。

 

今も一緒に暮らす小鳥を毎朝体重計に乗せています。獣医さんに体重を聞かれたときに、すぐ数値を言えるのが密かな喜びです。くわえて、最近「最低最高温度計」というサーモメーターを購入しました。その名の通り最低気温と最高気温を記録してくれるスグレモノです。これを鳥かごにつけて温度の振れ幅を確認し、小鳥にとっての適温をキープしています。しかもこの温度計は室内室外温度計(二点の温度を同時に計れる機能のあるやつ)でもあるので、室温を計測しつつ、ピンポイントで小鳥のお気に入りの場所(ブランコ)の温度も調べることができます。

 

それから放射温度計も持っています。接触しなくてもかざすだけで測れる温度計。近頃よく病院で見かけるあれです。これを使って調理中の煮物の温度を測って遊んでいます。タンパク質が固まる温度を調べたり、雑菌が死ぬ温度に到達したか確認したり。安価なものを買ったので決して精度はよくないのですが、何度か計測して平均値を出すのもひとつの楽しみです。

 

なんで計測にはまったのか考えてみたのですが…きっと動物の存在が大きいのだと思います。動物は「きょうは食欲ないわ」とか「ちょっと夏バテ気味」なんて口を使って体調不良を訴えたりはしないけど、数字をみれば食欲の増減や体調の波が如実に分かります。だから計測は動物とのコミュニケーション手段のひとつ。何かあったら動物病院にすっとびます。それに数値を記録したグラフにはストーリーがある。右肩上がりで推移する体重記録をみると順調に成長していってることが嬉しいし、カクっとへこんだところをみるとネズミがアレルギーを発症して病院に担ぎ込んだときのことを思い出す。物語を紡ぐのは何も言葉だけではありません。

 

次にわたしが狙ってるのは肌水分量計です。これはさすがに自分用。化粧品のカウンターでBAさんに「お時間あれば測っていきませんか?」と言われると、断ることができません。目元、頬など部位によって全然数値が違うのが面白い。化粧水を何種類か買ってきて、どれを使うと一番水分量が増えるか調べてみたい。それと、かなり高価なのですが糖度計も欲しいです。甘党の自分を戒めるために使おうと思うのですが、調査対象と称していろんな菓子店のケーキを買ってきてしまいそうで躊躇しています。