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リクルートスーツ哀歌

リクルートスーツに身を包んだ大学生を見かけます。今年から選考のスケジュールが変わったそうなので、今年度就活に挑む学生さんはさぞ不安でしょう。見かけるたびに「がんばってー」と心の中で勝手に応援しています。先日、駅のホームでおじさんが就活ルックの学生をつかまえて「頑張れよ」とエールを送って(あるいは絡んで)いました。思わずそう言いたくなっちゃうよね。

 

ところで、リクルートスーツを見るとなんだか悲しい気持ちになります。あくまで目立たないようにデザインされたこのスーツ、どうも人間の個性をはぎとるために存在するような気がしてしまうです。リクルートスーツ賛成派の意見を聞くと「見た目より中身で目立て!」ということらしいですが、それも個性を捨てさせ滅私奉公を誓わせるための詭弁ではないか、と勘ぐってしまいます。

 

しかも「女性のパンツスーツは好ましくない」という噂も聞いたのですが真偽はどうなのでしょう。ここで世間に訴えとくけど、スカートはな、大変なんだよ。それなりにお肌のお手入れに気を使うし、常にストッキング伝線の恐怖がつきまとうからね。おっさん達も一度体験してみるといいのではないかと思います。

 

かくいうわたしも、もちろんリクルートスーツを着たことはあります。よい経験であったとはいえません。あれを着て神妙な顔で説明会に出ているとき、自分のことがちょっと嫌いになりそうでした。幸福とはリクルートスーツを着ないですむことかもしれません。

 

ところで、就活の時期が後ろ倒しになった件。あれはあれで大学の先生たちも困っていると聞きました。卒論をガンガン進めて欲しい8月に面接開始だもんね。井の中のヒキガエルさんが思うに、「就活の時期」よりも「新卒でないと就職が難しい」という文化の方が問題だと思うのですがどうなのでしょうか。既卒者の雇用を促進する政策はとられているのでしょうか。珍しく社会のことについて考えて頭痛がしたので、ここらへんで筆をおくことにします。