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ヒキガエルさんの掘っ建て小屋

さて、勉強の話。

この秋から新しい演習に参加しています。今度はきっちり精読タイプの授業。こんなに細かいリーディングをするのは学生時代以来です。あの頃は温かくも厳しい先生の指導で、訳文をコテンパンにされたものでした。

が、ヒキガエルさんもいまや三十路。あの頃よりは深く正確に読めるようになったはず。もう怒られて涙目だったむかしとは違う。

そんな思いで臨んだ最初の発表。ペロッペロに味わって訳した文章のはずだったのに、先生がつつけばアチラコチラから綻びが…。「はーい撤収」という感じでした。みんなーおうちに帰るよー(わたしの訳文に対して)

やっぱりね、本当に英語ができるひとの前では、ヒキガエルさんのリーディング力など三匹の子豚でいえば藁の小屋レベル。そよ風で吹っ飛ぶものでしかありません。

でもむかしとの違いもあります。「全然ダメだった…」と意気消沈したあの頃と違って、いまは「さすが先生、素人のわたしとは違うわ」という敬意が、自責の念に先立つのです。謙虚になったというべきか、諦めがついたというべきか。

先生が描いてみせるのは、土台堅固で部屋数たっぷりの大邸宅。それを仰ぎ見るヒキガエルさんの方は、まだ仮小屋レベル。とりあえずトタン張りぐらいにはなるよう、えっちらおっちら頑張ります。