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お好み焼きは、どこまでお好みなのか

お久しぶりです。冬眠中のヒキガエルさんです。穴ぐらの中から失礼します。

 

この冷たい雨の日に、ふとヒキガエルさんはお好み焼きを作ろうと思い立ちました。最近我が家に届いたホットプレートを活用してやろうと考えたのです。ホットプレートといえばお好み焼きじゃない?

 

しかしここで一つ問題が。実はヒキガエルさん、お好み焼きを食べた経験がほとんどありません。いわゆる粉モノの類に興味がなく、たこ焼きヤキソバお好み焼きとは縁の薄い人生を送って参りました。なぜか分からないけど、粉モノを食べるとノスタルジックで物悲しい気持ちになるのです。誰かこの気持ち共感してくれないかな。

 

そうは言っても、そこにホットプレートがあれば一度はお好み焼きにトライしなければなりません。それがホットプレートと私の仁義というものです。こんな時代だからこそ、ひととして守るべき筋は大事にしたいものですね。

 

長靴をはいてヨタヨタとスーパーに行き、材料を集めます。目標は混ぜて焼くだけの関西風お好み焼き(のようなもの)とりあえずリスク低減のために「お好み焼き粉」という便利なミックスパウダーをカゴに放り込みました。よし、これでなんとかなる。そこでふと売り場の構成やポップを眺めてみると、「揚げ玉とか桜エビとかも一緒に買いなよ」という雰囲気が醸し出されてしました。あれ? お好み焼きってそんなに色々入ってた? 粉とキャベツがあればいいんじゃないの?

 

慌てふためいてスマホで調べると、お好み焼きについて膨大な量の情報が引っかかりました。揚げ玉を入れるケース、桜エビを入れるケース、イカフライを入れるケース、砕いたポテトチップスを入れるケース、チクワを入れるケース…。お好み焼きに関しては3歳児程度の知識しかないヒキガエルさんには、何が必須で何が省略可なのかよく分かりません(ポテトチップスだけは違うと思った)「そういやヤキソバにはモヤシが入ってるけど、お好み焼きってモヤシどうなの?」なんて疑問も湧いてきて、なんだかもう戦意喪失。とりあえずおぼろげな記憶で豚肉と生のイカを買うことを思いつき、レジに向かいました。

 

でも家に帰り落ち着いて調べてみたところ、私の買ってきた材料でも十分お好み焼きにチャレンジできることが判明しました。なーんだ。もっとどっしり構えてりゃよかった。とつぜん気が大きくなります。ちょうどこのとき家族が帰宅したので、晩ご飯に人生初のお好み焼き作成に挑むことを意気揚々とご報告です。お好み焼き粉っていうのを買ったから、まず失敗はないよ。そう得意げに話すヒキガエルさん。あ、ただお好みソースっていうものは買い忘れたから、とんかつソースで代用するけどいいよね?

 

それがさ、ダメなんだって…。「それは違うと思う」と家族に言われ、慌てて検索したら「お好みソースととんかつソースは別物です」というアンサーばかりでした…。なんか、スパイスが違うらしい…。同じ豚肉を使うのに理不尽な…。

 

夕方を過ぎて外の雨はどんどん激しくなってきました。降りしきる雨を窓から見て、ヒキガエルさんはお好み焼きの全てを放棄しました。やっぱ慣れないことするもんじゃないな。ホットプレートはホットケーキ焼くのに使えばいっか!