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見上げてみれば

子どもを連れて近くの公園まで散歩に行きました。

 

抱っこひもの中の娘に花を見せたり鳩を見せたりしたあとで、木陰のベンチで休憩。膝に寝かせてしばらくぼんやりしていました。すると娘がじーっと飽きずに上を見つめています。何があるのかな、と私も真似して見上げてみると、青空を背景に繊細な広がりをみせる木の枝と、寄り集まって生える葉の隙間から注ぐ秋の木漏れ日が見えました。

 

出産を待つ間、子どもが生まれたら、この世の綺麗なもの、美しいものをたくさん見せてあげようと思っていました。でもおそらく、子どもを育てるということは、以前考えていたような一方的な働き掛けではないのでしょう。私が娘に与えるのと同じように、娘が私に与えてくれるものがきっと沢山あるのだろうと、今になって思います。

 

散歩を終えて帰宅して、子どもはくうくうと息を漏らしながら昼寝に入りました。時折寝ぼけてひーんと泣いたり、目を閉じたまま突然ニヤッと笑ったり。つくづく不思議な未知の存在です。